社宅で感じた“住環境の限界”と健康被害の話

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家は「快適さ」より「コスパ」で選んでいた私。
でも、築30年の社宅で家族4人が暮らすようになってから、“健康を犠牲にした節約”だったと気づきました。
今回は、家を買うきっかけになった「住環境の限界」についてお話します。


目次

冬の社宅は修行|冷暖房が居間だけの生活

私が住んでいた社宅は、築30年の平屋3LDK
家賃は安く、会社から徒歩圏内という好条件でしたが、冷暖房が居間にしかないという致命的な欠点がありました。

冬になると、寝室の温度は一桁。
朝、布団から出ると息が白くなり、まるで冷蔵庫の中。
小さな子どもたちは布団から出たがらず、朝の支度が毎日ひと苦労でした。

「家賃が安い=快適」とは限らない。
生活の質を下げてまで節約することに疑問を持ち始めました。


結露とカビの悪循環

暖房を使うと、今度は結露がひどい
特に冬の朝は、窓の下が水たまりのようになっていました。

寝室は4人で寝ていたため湿気がこもりやすく、
気づけばベッドと壁紙の間にカビが発生。
壁紙を張り替えても、数週間でまた黒ずみが出てきます。

結露取りスプレーを買い、毎朝窓を拭くのが日課に。
でも、完全には防げず、壁の一部が少しずつ痛んでいきました。

この頃から、「このままここで暮らすのは危険かもしれない」と感じるようになりました。


家族の健康への影響を実感

ある冬、妻がよく咳をするようになりました。
子どもたちも鼻水が止まらず、寝起きの喉の痛みを訴える日が増えました。

最初は「季節のせい」と思っていましたが、
どうやら結露とカビが原因だったようです。

調べてみると、カビやダニが繁殖しやすい環境は
喘息やアレルギー性鼻炎の原因にもなるとのこと。

健康は「お金では買えない」。
快適な住環境は、家族の健康を守る“最初の投資”だと気づかされました。


環境が人の気力を奪う

湿気と寒さが続くと、家で過ごす時間がストレスに変わっていきます。
休日も「寒いから居間から出たくない」「掃除してもすぐカビる」──そんな言葉が増えました。

家族がくつろげるはずの空間が、「我慢する場所」になっていたのです。
そして私は思いました。

「こんな家で子どもたちを育てていいのか?」
「もっと快適に、安心して暮らせる場所がほしい」

このときから、家を買うことを現実的な選択肢として考え始めました。


快適な家に求める“温度と空気”

社宅での生活を通して、次の2つの条件は絶対に譲れないと決めました。

  1. 冬でも温度差が少なく、結露しない家
  2. 空気がきれいで、健康に暮らせる家

この経験が、一条工務店などの高気密高断熱住宅に興味を持つきっかけになりました。
「性能のいい家=贅沢」ではなく、家族の健康を守るための基礎条件だと考えるようになったのです。


社宅生活で学んだこと

  • 安い家賃よりも「健康的に暮らせるか」を重視すべき
  • 結露・カビ対策は限界があり、根本解決には住宅性能が必要
  • 家族の体調変化は、住環境のサイン

この気づきが、後に私が「持ち家を買う」決断へ踏み出す第一歩になりました。


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📘 まとめ

社宅暮らしは確かに経済的。
でも、「健康を犠牲にした節約」は長くは続きません。
家を買うか迷っている人こそ、自分の住環境を“健康の視点”で見直してみてください。

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