〜“勝てる仕組み”を持つための現実的ポートフォリオ〜

ここまでの記事でお伝えしてきたように、
私は「保険」や「FX」を経て、ようやくインデックス投資にたどり着きました。
では実際、どんな銘柄を選び、どうやって運用しているのか?
この記事では、私自身が実際に行っている投資内容をすべて公開します。
難しい理論ではなく、「現実に続けられる投資」。
それが、私の資産を増やしてきた唯一の方法です。
この記事のまとめ
インデックス投資ならとにかく買って「放置」
短期一攫千金じゃなく、長期で確実な儲けが最強
私の投資方針:一攫千金ではなく「続ける仕組み」
FXで痛い目を見た私は、こう考えるようになりました。
「私程度の力量で稼げると考えないことが大事だ。」
インデックス投資の良いところは、
会社を選ぶ必要もなければ、買うタイミングを選ぶ必要すらない点です。
市場全体に乗る仕組みさえ作れば、あとは淡々と積み立てるだけ。
感情で動く必要もなく、誰に頼ることもない。
続けられる仕組みこそが最大の武器だと、今では感じています。
積立投資の中心:S&P500
私の積立投資の基本は、S&P500。
アメリカの代表的な500社(Apple・Microsoft・Amazonなど)で構成される指数です。
アメリカ経済=世界経済のエンジン。
だからこそ、長期的に右肩上がりを続けています。
積立内容
B社(変額個人年金)の時代は月1.7万円からスタートし、
A社を解約してB社に月5万円、
さらにB社を解約してNISAで月10万円へと掛け金を増やしてきました。
今後、住宅ローンが始まると同額を続けるのは難しいですが、
運用自体は一生続ける予定です。
成長投資枠:高配当ETF(VYM・SCHD+日本株)
S&P500に加えて、私は配当金を得られる投資も行っています。
使っているのはアメリカの高配当ETF、VYMとSCHD。
また、世界分散の観点から少額ですがSBI日本高配当株式・SBIネクストフロンティア高配当株式にも投資しています。
この辺りは厳密にはインデックスではありませんが広く分散された株式という点では似たようなものです。
ただしメインは、長期的な成長が見込めるアメリカ市場です。
| ETF名 | 特徴 | 平均配当利回り(2025年時点) |
|---|
| VYM(バンガード・米国高配当株ETF) | 安定配当・大型企業中心 | 約3.2% |
| SCHD(チャールズ・シュワブ高配当株ETF) | 増配傾向・成長性あり | 約3.5% |
| SBI日本高配当株式 | 国内大型・高配当銘柄中心 | 約3.4% |
| SBIネクストフロンティア高配当株式 | 新興国・高配当銘柄分散 | 約4.0% |
積立内容
iDeCoとジュニアNISA
iDeCo(個人型確定拠出年金)
節税しながら老後資金を形成
ジュニアNISA
*eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とほぼ同じ
旧NISAと新NISAの判別ができるように分けてるだけ
ジュニアNISAの廃止が決まった年に、
子ども2人それぞれにS&P500インデックスを80万円ずつ一括購入。
追加投資はせず、大人になるまで運用継続する予定です。
教育費というより、「将来の選択肢を広げるための資産」。
お金の仕組みを学ぶ教材でもあります。
投資と家計のバランス
投資は家計と切り離せません。
私は家計簿アプリ「Zaim」で収支全体を管理し、
「無理なく続けられる金額」を設定しています。
- 生活費:家族4人で月30〜35万円
- 投資:月10万円
- 生活費+投資 ≒ 給料収入
- 家族のゆとり費(旅行・外食など)は副業と配当収入から
住宅ローンが始まると掛け金は減る予定ですが、
B社を部分解約しつつ、新NISA枠が埋まるまでは月10万円をキープする方針です。
現金と株のバランス(アセットアロケーション)
以前は、生活防衛費200万円を残して投資に全力でした。
しかし家の購入を機に、
現在は 現金30%・株70% のアセットアロケーションを意識しています。
このバランスを取るようになってから、
暴落を「恐怖」ではなく「チャンス」として見られるようになりました。
現金を持つことは“守り”ではなく、“攻めの余力”を確保すること。
暴落時に買い増しできる資金があると、心に余裕が生まれます。
現金比率を高めることは、
単なる安全策ではなくメンタル安定+行動の自由度を上げる投資戦略です。
資産の最大化を目指すのであればすべて投資するというのは理にかなっていますが、
暴落時に指を咥えてみてることしかできません。
リスク許容度は人それぞれで、それでも何ともない人もいれば怖くなって投資をストップしてしまう人もいます。
資産3000万円を超えたあたりからは、
攻め続けるより守りも取り入れようと考え資産配分を見直しました。
上昇相場での伸び率は下がりますが、やってみた結果として私はこちらのアセットの方が性に合うようでした。
現金50%・株50%も試しましたが、
これだと上昇分を逃してしまう不安感の方が強くてだめでした。
インデックス投資と高配当投資の関係
インデックス投資は“将来のための種まき”。
高配当投資は“今を豊かにする果実”。
家計簿をつけていると、「資産額」だけ増えても生活の豊かさを実感しにくい。
私の場合は収入の増加(配当)が心の豊かさにつながります。
だからこそ、
インデックス投資で将来の資産を育てながら、
高配当で現在の満足を得るバランスを取っています。
投資に正解はないけれど
あくまで私個人の経験から考える、投資方針のおすすめは次の通りです。
| 状況 | 向いている投資スタイル |
|---|
| 投資を経験してみたい、少額から始めたい | インデックス投資 |
| 家計簿の収支に余裕がある | インデックス投資 |
| 資産額をとにかく増やしたい | インデックス投資 |
| 資産額は増やしたいが自由に使えるお金もほしい | インデックス+高配当投資 |
| 資産額がある程度満足できる状態 | 高配当投資 |
| とにかくインカム(配当)重視 | 高配当+再投資 |
| 自分の力を試したい | 個別株投資 |
| リスクを承知で爆益を狙いたい | 個別株・レバレッジ投資 |
結論:投資に“正解”はない
投資は「効率」だけではなく、心の安定があってこそ続けられるもの。
ノーベル経済学賞を受賞した研究でも、
インデックス投資が「最も合理的な投資」とされています。
それでも私は、積み立てたお金を取り崩すことに抵抗があるため、
自動で配当が入る高配当投資も取り入れています。
この記事のまとめ
- “力量ではなく仕組み”で勝つのがインデックス投資
- メインはS&P500、補助的にVYM・SCHD+日本ETF
- 現金30:株70で暴落時の余力を確保
- 現金30:株70で暴落時の余力を確保
- 投資の最適解は「自分が納得して続けられる形」


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