〜FX・保険・迷い… それでも「投資を続けよう」と思えた理由〜
💬 リード文
「投資に興味はあるけど、自分には難しそう」
「お金の話って結局、センスがある人だけが得する世界でしょ?」
かつての私は、まさにそう思っていました。
でも、FXで100万円を失い、
保険で“プロに任せる安心”の限界を知り、
インデックス投資に出会ってようやく気づいたのです。
「遠回りはしたけれど、無駄な経験は一つもなかった。」
これは、私が株式投資にたどり着くまでの10年間を振り返る“お金の物語”です。
💥 1. FXで失敗して学んだ「お金を増やすゲームの怖さ」
当時の私は、ただ“お金を増やすこと”が目的でした。
欲しいものがあるわけでもなく、
将来への備えというよりも、**「お金を増やす=自分の価値」**と信じていたのです。
そんなときに出会ったのがFX。
「24時間取引できて、少ない資金で大きく稼げる」──
その言葉に惹かれ、テクニカル本を片手に自己流でスタート。
最初は少額で慎重に。
でも少し勝てるようになると「ロットを上げればもっと稼げる」と思い、
気づけば感情のジェットコースター。
💬「もう少し…あと1回勝てば戻せる」
その“あと1回”を繰り返すうちに、100万円が溶けました。
FXで学んだのは、**「感情で動く人間は、投資では勝てない」**という現実。
投資はゲームではなく、「仕組みと心理戦」だと痛感しました。
🧩 2. それでも消えなかった“お金を増やしたい”気持ち
FXで痛い思いをしても、「お金を増やしたい」気持ちは消えませんでした。
「自分でやるのは向いてない。プロに任せよう。」
そう考え、次にたどり着いたのが個人年金保険。
🏦 3. プロに任せれば安心──と思っていた
営業担当の説明は完璧でした。
「毎月33,000円を30年積み立てると、確定で600万円も増えます!」
“確定で増える”という言葉に心をつかまれ、A社の確定個人年金を契約。
さらに同時期にB社の変額個人年金保険(運用型)にも加入しました。
「運用がうまくいけば2000万円にもなる」
プロが世界中の株を自動で運用してくれる。
しかも保険機能までついている。
「これは最強の仕組みだ」と本気で思っていました。
📈 4. 変額保険で気づいた「株は怖くない」
最初の数年、B社の運用成績は好調で、年利約14%。
「え、株ってこんなに増えるの?」と驚きました。
当時は、株式投資=ギャンブルというイメージしかありませんでしたが、
実際に増えている数字を見て、考えが変わりました。
「もしかして株って、合理的に考えれば怖くない?」
しかも後で調べて分かったのは、
B社の運用はS&P500などのインデックス投資とほぼ同じ仕組み。
私は知らないうちに、投資信託を持っていたのです。
💸 5. 損を確定する苦しさと決断
一方、A社の確定個人年金を年利換算してみると、実質わずか1%。
「インフレにすら勝てない」数字でした。
「A社を解約してB社に回せば、もっと増える」と分かっていても、
−20万円の損失を確定させる勇気が出ない。
「これまで積み上げたものを捨てるのか…」
数ヶ月悩みましたが、最終的に解約。
このとき学んだのは、**「損を確定させる勇気こそが、前に進む鍵」**ということ。
🧾 6. 保険が教えてくれた“手数料という見えない敵”
B社の運用は好調でしたが、
よく調べてみると年間数%の手数料がかかっていることが判明。
積立開始から2年ほどは、解約返戻金が元本を下回っていました。
つまり、手数料の分だけマイナスからのスタート。
同じ内容をNISAで運用すれば、手数料は0.1%。
「安心料として払っていたつもりが、資産を削っていた」
この気づきが、私を“自分で運用する世界”へと導きました。
🧠 7. 「投資信託」と「インデックス投資」を知る
ある日、YouTubeで両学長の動画を見ました。
「投資信託」や「ETF」という仕組みを聞いた瞬間、
頭の中でB社の変額保険と結びつきました。
「あれ? これって、変額保険と同じじゃない?」
調べてみると、B社の運用中身はS&P500連動型の投資信託そのもの。
「だったら、保険を介さず自分でやったほうが効率がいい」と確信しました。
⚖️ 8. 「保険」と「投資」を分けて考えるようになった
保険には“守る”という大事な役割があります。
でも“増やす”まで任せるのは違う。
「守りたいなら保険、増やしたいなら投資。」
ここから私は、
- 掛け捨て保険で最低限の保障を確保し
- NISAで資産を増やす
というシンプルな形に切り替えました。
🌱 9. 今思うこと:遠回りは、無駄じゃなかった
FXで“自分の限界”を知り、
保険で“人任せの限界”を学び、
インデックス投資で“仕組みの力”を知った。
たしかに時間はかかりました。
けれど、どれか一つでも欠けていたら、
今のように“納得して投資を続ける心”は育っていなかったと思います。
「経験が遠回りでも、学びは資産になる。」
✅ この記事のポイントまとめ
- FXで学んだのは「感情で勝てない」という現実
- 保険で学んだのは「安心はコストで買う」という仕組み
- 変額保険の中身は実質インデックス投資
- 「保険=守る」「投資=増やす」と役割を分ける
- 遠回りでも、経験が一番のリターンになる
🎨 SWELL投稿メモ
| 要素 | 推奨設定 |
|---|---|
| カテゴリー | 資産形成 → 投資ストーリー |
| アイキャッチ | キツネが分岐点に立つイラスト(迷いと気づき) |
| 見出し装飾 | H2:オレンジライン、H3:淡いグレー背景 |
| 強調色 | オレンジ (#f57c00) とゴールド (#fbc02d) |
| ボックス装飾 | 「気づき」「教訓」部分にSWELLの引用ボックス推奨 |
| 関連リンク | 「最初の記事へ」「次の記事へ」両方リンク配置 |
🌿 最後に
「投資の世界では、失敗こそ最大の教材」だと今は思います。
失敗を恐れて何もしないより、
一度失ってもそこから学んだ人の方が、強く長く続けられる。
私はFXで痛い思いをしたから、
インデックス投資を“感情を入れない投資”として選べました。
遠回りでも、正しい方向へ歩いていれば、それは成功の途中。
これから投資を始める方には、
「焦らず、仕組みを作ること」から始めてほしいと思います。
🦊 シリーズ最終章:お読みいただきありがとうございました。
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