「お金」って、毎日使っているのに意外と“何者なのか”知らない人が多いもの。 この回では、FP3級の基本である「お金の役割」と「信頼の仕組み」を、🦊コンたちの会話でやさしく解説します。
導入ナレーション
週末の午後。カフェで集まったコンたち。 コーヒーを飲みながら、ふとした会話から「お金の正体」に話が及んだ。 日々使う“1,000円札”や“スマホ決済”の裏側には、社会全体の“信頼”が関わっていることを、彼らはまだ知らない。
🦊コンと仲間たちの会話
🐰ミミ「コンさん、この前テレビで“お金の価値が変わる”って聞いたんですけど、お金の価値ってどういう意味なんですか?」
🦊コン「いい質問だね。 そもそも“お金”って、モノでもサービスでもなく、人と人との“約束”なんだ。 『この紙や数字に価値がある』って、みんなが信じているから成り立ってる。」
🐹キュン「えっ? みんなが信じてるだけでお金になるの? じゃあ、もし誰も信じなくなったらどうなるの?」
🦊コン「その通り。もし信頼が崩れたら、お金はただの紙切れになってしまう。 だから、国(日本なら日本銀行)が『信用』を裏付けているんだよ。」
🦝ポコ「昔は“金(きん)”で裏付けされてたけど、今は“信用”そのものが価値なんだよな。 スマホ決済なんて、もはや“形もないお金”だし。」
🦊コン「そう。お金には主に3つの役割があるんだ。」
- 価値の尺度: ものの値段を比べる基準になる(例:パン100円・コーヒー200円)
- 交換の手段: 物々交換をしなくてもモノやサービスを買える
- 価値の保存: 今すぐ使わなくても、あとで使うために取っておける
🐰ミミ「たしかに、全部お金のおかげで成り立ってますね。 仕事して、お給料もらって、生活できるのもこの仕組みがあるからなんですね。」
🦊コン「そうなんだ。 そしてこの“信頼の仕組み”があるからこそ、私たちは安心して経済活動ができる。 つまりお金は、“社会の血液”なんだよ。」
🐹キュン「でも、紙幣やコインじゃなくて、スマホでピッて払えるのはどうして?」
🦝ポコ「それも“デジタルの信頼”だな。 銀行の残高も電子マネーも、データを通して『この人はちゃんと払える』って証明してるから成立してる。」
🦊コン「そうそう。 FPの勉強でも“貨幣の役割”は必ず出てくるけど、それは単なる知識じゃなく、生活の仕組みを理解する第一歩なんだ。 この先、キャッシュレスや電子マネーが主流になっても、根底は『信頼で動く』ということは変わらないよ。」
🐰ミミ「“お金=信頼”って、ちょっとカッコいい考え方ですね!」
🦊コン(笑)「そうだね。 お金の本質を知っておくと、これから学ぶ家計や投資の話も“なぜそうなるのか”が見えやすくなるんだよ。」
🦊コンのまとめ表
| 役割 | 意味 | 具体例 |
|---|---|---|
| 価値の尺度 | モノやサービスの価値を 共通の単位(円)で表す | パン100円・コーヒー200円 → 価格で比較できる |
| 交換の手段 | 物々交換をせずに取引ができる | お金を介して商品やサービスを購入 |
| 価値の保存 | 使わずに取っておき、 後で使うことができる | 貯金・財布・銀行口座など |
FP試験チェックポイント
- お金の3つの機能:価値の尺度・交換の手段・価値の保存
- お金の価値は「社会的信頼」で支えられている
- 日本銀行は通貨の発行と信用の維持を担っている
- キャッシュレスも「信頼の記録」が基盤になっている
一言まとめ
「お金は“信頼”で成り立つ社会の共通言語。仕組みを知ることが、賢く使う第一歩。」