買いたくなかった持ち家だったのに

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「家はいらない」「賃貸で十分」──そう考えていた私が、最終的に家を建てる決断をした理由をまとめました。
同じように悩む方にとって、家を“買う・買わない”を考えるきっかけになれば幸いです。


目次

賃貸派だった私の考え

もともと私は、できる限りリスクを取りたくないタイプでした。
仕事や家庭に変化があったときでもすぐに動けるように、持ち家には強い抵抗がありました。

  • 転職や転校など、生活の変化に柔軟に対応したい
  • 社宅で支出を抑えたい
  • ローン破綻などのリスクを避けたい

「仮に買うとしても、一括で払っても困らないくらいの資産ができてから」──
そんなふうに考えていました。


社宅暮らしで見えてきた「限界」

子どもが生まれてから、状況が一変しました。
築30年の社宅は冷暖房が居間にしかなく、冬場は寝室が極寒。
石油ファンヒーターを使えば結露がひどくなり、
朝には窓から水が滴り落ちるほどでした。

壁紙にカビが生え、健康への影響が心配に。
このとき初めて、

「健康的に暮らせる家の大切さ」
を実感しました。

→(子記事:社宅で感じた“住環境の限界”と健康被害の話)


田舎の賃貸・中古物件の現実

地方ではファミリー向け賃貸が非常に少ないです。
2台分の駐車スペースがある物件は特に希少で、空けばすぐ埋まります。
毎日のように物件サイトを見ても、候補はゼロ。

仕方なく中古物件を探し始めましたが、実際に見て回ると現実は厳しく──

  • 道路が狭く除雪車が入らない
  • 前面道路が砂利で冬に通れない
  • 近隣が森林で野生動物が出る

安い物件には、それなりの理由があると痛感しました。

→(子記事:田舎の中古物件で感じたリアルな落とし穴)


“逃した1件”が教えてくれたこと

唯一「これは!」と思えた物件がありました。
中心部に近く、学校・病院・スーパーがそろった築13年の平屋3LDKで2300万円。
見学を申し込む前に売れてしまい、今でも少し後悔しています。

この経験で学んだのは、

「相場観がないと、良い物件を逃す」
ということ。

家を買うつもりがなくても、早いうちから物件を見て価格感覚を養うことをおすすめします。

→(子記事:いい物件を逃さないための“相場観”の身につけ方)


土地探しで気づいた「田舎あるある」

田舎の土地は確かに安いのですが、販売坪数が多すぎるという問題があります。
必要なのは50坪程度なのに、100坪以上で売られているケースも多く、持て余すことも。

私たちは次の条件で土地を探しました。

  1. 前面道路が広く除雪対応あり
  2. 通勤30分圏内
  3. 買い物が便利なエリア
  4. ハザードマップにかからない
  5. 子どもの通学が現実的
  6. 日当たりと近隣環境が良い

この条件を満たす土地はなかなか見つかりませんでした。

→(子記事:土地探しで後悔しないための9つの条件)


ハウスメーカー選びの結論:一条工務店

社宅での結露と寒さを経験した私たちは、
「高気密・高断熱住宅」にこだわるようになりました。

多くのメーカーを調べた結果、最も条件に合ったのが一条工務店

主な特徴

  • 全館床暖房+太陽光一体型屋根
  • 高気密高断熱+第1種換気(ロスガード90)
  • 外壁がタイル張りでメンテナンスが楽
  • 耐震等級3+蓄電池対応で災害に強い

→(子記事:一条工務店を選んだ理由と他社比較)

最終的に私たちは、ハグミーfamという規格住宅を選びました。
断熱等級5・耐震等級3で、性能は必要十分。
家の形を一から考えるよりも、プロが作った失敗しにくい設計を選ぶ方が安心でした。

→(子記事:ハグミーfamを選んだ理由と実際の費用明細)


ローンとお金の考え方

家づくりで最も悩んだのは「ローンをどう組むか」です。
何度もシミュレーションを行い、最終的にこう決めました。

  • 銀行:住信SBIネット銀行(提携)
  • 返済タイプ:元利均等・変動金利
  • 借入期間:35年
  • 頭金:なし(フルローン)

住宅ローン控除が13年間あるため、
長期フルローン+後から繰上げ返済の方が総支払額を抑えられると判断しました。

→(子記事:住宅ローンの組み方と私のシミュレーション結果)


家を建てても投資はやめなかった

社宅3万円 → ローン約11万円。
光熱費がほぼゼロになっても、毎月の支出は約8万円増えます。

最初は不安でしたが、「お金を貯めること」よりも

「家族のためにお金を使うこと」
の価値を見直すようになりました。

積立投資は減らして継続し、長期的には家も資産運用の一部と捉えることに。
妻から「子どもが中学生になったら働く」と言ってもらえたことも、大きな支えになりました。

→(子記事:住宅購入と投資を両立するための家計戦略)


運命の土地との出会い

毎日2回、不動産サイトをチェックする日々。
ある日突然、条件にぴったりの土地が現れました。

完璧ではない──小学校が遠く、軽いハザードエリア内。
しかし、地盤が高くリスクは低いと判断し、即決。

「良い物件は迷っているうちに消える」
という過去の教訓を活かせました。

→(子記事:運命の土地を逃さないための意思決定術)


建てる前後のリアルな流れ

土地購入後は打ち合わせが続きます。

  • 間取り・オプション選び
  • ローン審査・司法書士面談
  • 電気配線・外構打ち合わせ

2〜3週ごとに打合せがあり、
特に外構費は青天井になりがちです。

私たちは「手入れを最小限に」という方針で、
土間コンクリート+カーポート+防草シートを採用。
無駄を削ってコスパを重視しました。

→(子記事:外構費を抑えつつ満足度を上げるコツ)


最終的な費用とこれから

  • 土地+建物+外構で 約4,100万円
  • 地盤改良で 約80万円 の追加

高い買い物でしたが、
「健康・快適・安心」を得た価値は大きいと感じています。

現在は着工待ちの段階。
今後は、光熱費・住み心地・維持費などを実測してレポートしていく予定です。

→(予定記事:ハグミーfamに住んでわかった光熱費のリアル)


まとめ|買いたくなかった家を建てて気づいたこと

  • 家は「買うか・買わないか」ではなく「いつ・どんな目的で買うか」
  • 賃貸派でも、家族や環境の変化で選択は変わる
  • 相場観・シミュレーション・家族の対話が、後悔しない家づくりの鍵

次に読むおすすめ

  • 👉 [田舎の中古物件で感じたリアルな落とし穴](リンク予定)
  • 👉 [住宅ローンの組み方と私のシミュレーション結果](リンク予定)
  • 👉 [外構費を抑えつつ満足度を上げるコツ](リンク予定)

今後の記事シリーズ予定

テーマ仮タイトル
入居後レポートハグミーfamの住み心地と光熱費実測
維持費まとめ建てて1年でわかった維持コストの実態
家計見直し住宅ローンを払いながら資産を増やす方法
体験談まとめ一条工務店で建ててよかった点・後悔した点

📘 まとめ
本記事は、賃貸派から家を建てるまでの「思考の変化」を中心に構成しました。
家づくりの判断は人それぞれですが、私の体験が「どう考えれば後悔しないか」を考えるきっかけになれば幸いです。

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