外構費を抑えつつ満足度を上げるコツ

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家を建てるときに意外と盲点になるのが「外構費」。
建物が完成しても、外構にお金をかけすぎて後悔する人が本当に多いです。
私も実際、見積もりを見て“青ざめた”ひとりでした。
今回は、外構費をなるべく抑えつつ、満足度を上げるために意識したポイントを紹介します。


目次

外構費は“青天井”に膨らむ

建物の契約が終わってホッとしたのも束の間。
外構の見積もりを見て、また頭を抱えることになりました。

理由は簡単で、**外構は「やりたいことを全部入れると無限に高くなる」**からです。

  • カーポート
  • コンクリート舗装
  • フェンス
  • 防草シート+砂利敷き
  • ウッドデッキや花壇

どれも必要に見えるけれど、積み上げるとすぐ数百万円単位になります。

「家の完成=ゴール」ではなく、「外構=もう一つの建築プロジェクト」。
そう割り切ることが、まず第一歩です。


田舎の外構は“土地が広すぎる問題”

都会と違い、田舎の土地はとにかく広い。
我が家も100坪近い敷地で、防草シートと砂利だけで見積りが数十万円に。

さらに雪国という条件が加わると、
「カーポートの積雪対応」「除雪スペース」「排水勾配」など、考えることが一気に増えます。

外構は“広さに比例して高くなる”。
だからこそ、必要な範囲を明確に線引きすることが大事です。


我が家の外構コンセプト:手入れを最小限に

ズボラな私たち夫婦が掲げたテーマは、

「とにかく手入れを少なく、楽に暮らすこと」。

最初に決めたのはこの3つです。

  1. 土間コンクリート:雪かきを最小限にする
  2. カーポート:車と玄関をつなぐ導線を確保
  3. 防草シート+砂利敷き:草むしり不要にする

見た目よりも実用性を優先し、“生活動線に直結する箇所”だけ整備しました。


カーポート選びは「雪対策」が最優先

雪国では、デザインよりも耐積雪性能が重要です。
カーポートを選ぶときに見たポイントは以下の通り。

  • 積雪150cm対応の強化タイプ
  • 屋根延長で玄関アプローチまでカバー
  • 風対策のため、柱は太く安定した構造に

見た目のスマートさよりも、「除雪を最小限にできるか」で判断しました。
結果として、毎日の雪かき負担が大幅に減り、冬のストレスがほぼゼロに。

“冬の快適さ”も外構の一部。
雪国では、そこにお金をかける価値があります。


外構費を抑えるための5つの工夫

① 優先順位を決めて段階施工にする

全部を一度にやらず、必要な箇所から順に整備
フェンスや花壇など、後回しにできる部分は住んでから決めても遅くありません。

② 複数の外構業者に見積もりを取る

ハウスメーカー経由だと中間マージンが発生しやすい。
地元の外構業者に直接依頼した方が、同じ施工でも数十万円安くなる場合があります。

③ DIYでできる部分は自分で

防草シートや砂利敷きなど、材料費中心の作業はDIYでも可能。
施工だけプロに任せる「半DIY」もコスパが高い選択です。

④ シンプルなデザインを意識

装飾性よりも直線的でメンテしやすい配置に。
装飾ブロックや曲線舗装を減らすだけで、10〜20万円節約できます。

⑤ 将来の変更を見越しておく

「将来ウッドデッキを付けたい」などの構想がある場合は、
配管や電気配線を先に通しておくことで、後から無駄な工事費が発生しません。


実際の外構費用まとめ

項目内容費用(概算)
カーポート(2台+延長)積雪150cm対応・玄関アプローチ一体型約150万円
土間コンクリート車庫+通路部分約100万円
防草シート+砂利敷き敷地全体の半分程度約60万円
その他(配線・整地・雑工事)排水調整・処分費等約40万円
合計約350万円

建物と土地を含めた総額(約4,100万円)の中で、
外構費は全体の約8〜9%程度に抑えられました。


「見た目」より「維持のしやすさ」

最初はおしゃれなデザイン外構に惹かれていましたが、
実際に暮らすと重要なのはメンテナンスの手間

雑草取り、雪かき、掃除――これをどれだけ減らせるかで満足度が変わります。
今では、

「地味でも、手間のかからない外構にして本当によかった」
と心から思っています。


外構を考えるときのポイントまとめ

  • すべてを一度に完成させようとしない
  • “見た目”よりも“生活のしやすさ”を優先
  • メンテナンス負担を減らす設計にする
  • 業者選定と段階施工でコストを分散

外構は「仕上げ」ではなく「暮らしの一部」。
無理なく、長く付き合える形を選ぶことが大切です。


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📘 まとめ

外構は“費用を削る”より“維持費を減らす”意識で考える。
長く住むほど、「手間が少ない外構=コスパが高い外構」になります。
シンプルで機能的な設計こそ、最も満足度の高い選択です。

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